ゲイリー オールドマン代表作 ・レオン ・フィフスエレメント ・ハリー ポッター等
ドラキュラ
最愛の王妃を亡くし、神への復讐を誓ったドラキュラ伯爵。400年の時を経て彼は、亡き王妃に生き写しのミナに出会う。婚約者がいる身でありながら伯爵に心を奪われてしまうミナ。さらに伯爵を滅ぼそうと執拗に追いかけるヘルシング教授。悠久の時を経てついに結ばれた2人の愛の行方は…。
怖がりの私が、無理やり友人と一緒に鑑賞したのがこの作品。
70年代に映像作家として最高のスキルを見せたコッポラ監督作だが、やはり「創作」の源は有限の貯蔵タンクであり、本作劇場公開時点でも感じたのだが、やはり誰でも限界がある.「ゴッドファーザーT・U」「地獄の黙示録」においてあれ程の豊穣なアイディアと秀逸の脚本そしてそれらの魅力を十二分に活かした演出力もやはり陰りを見せていたのが初見の率直な印象だった.〜しかし本作の着目点はやはり天才役者ゲイリー・オールドマンの芝居だろう.〜「レオン」「告発」「蜘蛛女」で見せた完璧といって良いリアリズム演技とは対極にある本作の様式的演技をおいても圧倒的なレベルを魅せる.恐らく彼と本作への予備知識が無いと、冒頭の戦士・キアヌ・リーブスが訪れる古城の伯爵・トランシルバニアを離れた三者がまったく同一人物によって演じられている事は判別がつかないだろう.各々の演技フォルムは緻密にデフォルメされ、まったく異なった人物像を造形しているがその演技レベルは「憑依現象」と評しても過言ではない「異常」な領域に達している.〜本作を含めたこれまでの彼の実績を勘案すれば、どう少なく見積もっても、オスカー主演・助演双方最低一回づつの受賞は何の不思議もない.〜20代後半よりイギリス演劇界で『天才』の賞賛を浴びてきたこの大逸材がハリウッドで「無冠の帝王」であり続けているのは、様々に仄聞されかつ本人のコメントでも明らかなように、「ハリウッドビジネスと職人気質の折り合いの悪さ」に理由があると思える.しかし、同様の故で長くオスカーに恵まれなかったショーン・ペンが「ミスティック・リバー」にてやっと受賞した様に、-あくまでも個人的な希望的観測なのだが-ゲイリー・オールドマンも年齢とともに角がとれ、いずれはその道を迎えるかもしれない.
近年は、もともとホラー・スリラージャンルのものが、ストーリー的に、映像的にも深みを増して、素晴らしい作品となる映画が多いですね。有名な「ドラキュラ伯爵」も、恐ろしい魔物が人を脅かし、そして最後は正義が勝つ、という筋書きだったものをコッポラ監督の独特の美学にかかると、伯爵と令嬢の世紀を超えてめぐり合った美しいラブストーリーに生まれ変わりました。
ゲイリー・オールドマン扮するドラクル伯爵の狂気と亡き妻への深い愛情に胸を打たれました。神を呪っては人々の生き血を吸う残酷な面だけでなく、彼の演じるドラキュラは、愛する妻を求めて果てしなく彷徨する一途な面も持っています。衣装も豪華絢爛でうっとりしてしまうほど。キャストも豪華で、ドラクル伯爵の亡き妻エリザベートに瓜二つのミーナを演じるウィノナ・ライダー、その婚約者のキアヌ・リーヴス、そしてドラキュラと対決するヘルシング教授を演じるアンソニー・ホプキンスなど、有名な俳優が名前を並べています。ただ、個人的にはこれだけの有名な俳優がいながら、実際のところ光っていたのはゲイリー・オールドマンとウィノナ・ライダーだけだったような気がします。アンソニー・ホプキンスは存在感があったけれど、もっと彼の持ち味を出してほしかったし、キアヌ・リーヴスに至っては見せ場なしでした。 |
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